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計画的戦争、戦争の意義ー「となり町戦争」

小説

今回ご紹介するのは三崎亜記さんの

「となり町戦争」

です。

となり町戦争 (集英社文庫)

となり町戦争 (集英社文庫)

 

こちらの作品は映画化や舞台でも上演されおり、映画は江口洋介さんが主役で、瑛太さんも出演されています。

 となり町戦争 [DVD]

となり町戦争 [DVD]

第17回小説すばる新人賞を受賞されました。

 

ざっくりとしたあらすじ

 

舞坂町のアパートで暮らしている北原は、ある日町の広報で、舞坂町とその隣町とが戦争状態になったことを知る。しかし、現実には何も変わらない日常があるだけだった。そんなある日、役場からとなり町への偵察業務を命じられた。そして徐々に「戦争」の輪郭が見えてくる…

 

本書を一言で表すと「深くなく読みやすいSFフィクション」という感じです。笑

 

戦争が計画的に管理され、戦争というものの本質が表現されているのは良いと思うのですが、主人公とヒロインの関係を主眼に置いているのか、「戦争」やそれ以外のものを主テーマとしているのか、あやふやな感じがしました。

 

どっちも深く入れず、ていう感じですかね。

 

主題は独創的だと思うので、ストーリーをもっと「戦争」に密接させれば、面白くなったのではないか、と思いました。

 

本書が好きな人は、チャイナ・ミエヴィルの

「都市と都市」

がオススメです。

 都市と都市 (ハヤカワ文庫SF)

都市と都市 (ハヤカワ文庫SF)

こちらの本は、国境がない二ヶ国間の関係を描いたSFフィクションです。

伝えたいメッセージは異なるかもしれませんが、設定は似ています。

しかし、こちらの方がよりメッセージ性は強く、読み応えもあります。

お時間がある方は是非!!