自然界の不可思議の解決を求めて–「アースワークス」

こんにちわ、おっつーです。

最近、マンガや小説などが多かったので、久しぶりにそれ以外のジャンルを「ちゃんと」やりたいと思います笑。

「ざっくり」の域を出ない程度で笑。

 

今回ご紹介するのは、

 

ライアル・ワトソン著/内田美恵訳の「アースワークス」です。

 

 

アースワークス―大地のいとなみ (ちくま文庫)

アースワークス―大地のいとなみ (ちくま文庫)

 

 

 

 

本書は、一見信じられないような科学的に説明できないような信仰には再検討の価値があると述べています。

 

「その(上記のような信仰の)多くには、長い年月にも耐える、自然に会得された叡知が反映されているという気がしてならない。」 p10

 

「普通にはない信仰だからといって、真向から否定してしまうのではなく、むしろ、それがどうしてこれほど広い地域にわたって存在するのか、あるいはまた、どうしてこうも根強く続くのか、といった謎の解明につとめるべきではないのか。」 p10

 

端的に言うと…

 

「非科学的だと思われていることを観察、考察してみよう!」

ということです。

 

 本書は章ごとに考察するテーマが分かれており、そのため内容が少し専門的でありながら非常に読みやすい構造となっています。

 

 著者は、このような「科学」における例外、いわば不思議なものたちこそが、必要だと語ります。

 

「彼らは、表面的なことに囚われない。そうではなくて、ものの内なる形にそれぞれの方法で感応している。」

 

そんか本書の中で私が面白い、と感じた章をご紹介します! 

 

・「意識のルーツ」

 

皆さんは植物に意識や感情があると思いますか。

 

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これは一般的に言えば「無い!」と答える人の方が多いと思います。植物には話したり、聞いたりする機能もないですし、またそれらを処理する脳もありませんからね。

 

嘘発見器の使用に長けている元CIAのクリーブ・バクスターは、ある実験を行いました。それは植物に、電気伝導率の変化がわかる装置をつけ、植物に対して「善玉・悪玉ゲーム」を行い、変化が起こるかを試すというものです。悪玉であるアシスタントのヘンソンが植物に対して虐待をし、その後クリーブが励ます、ということを繰り返しました。すると、ヘンソンが部屋に入っただけで激しく反応し、クリーブが近づくとその反応は落ち着きました。

 

ここから分かることは、「植物は二人をハッキリと区別していた。」ということです。

 

…びっくりですよね。目も耳もない、また脳もない植物がどのようにして人間を知覚できるのでしょうか。

 

「植物には、人間とまったく関わりのないところで独自に機能する、まだ定義できていない基礎的な知覚がある」 p59

 

 「ここでわれわれの前にあるのは、周辺環境への高度な意識であって、それは植物を鈍感で無反応な生命系だとする古い見方に、後戻りするのは断固として許さない。」 p73

 

私たちが「これはありえないだろう笑」と考えていることは実は古い見方であり、私たちが伝説として語られてきたことは、実は現実にありえるかもしれないのです。

 

 確かに、「これ、もしかしたら現実にあるんじゃないか??」なんていう伝承ありますよね。

 

私は「河童は本当にいたんじゃないか?」と思っています笑。